知らずに壊した!ドローン用バッテリーの正しい扱い方

これまで、バッテリーなんて切れたら充電する、ただそれだけだった。そしていつでも飛ばせるようにしっかり満充電にして保管。

でも、それが無知ゆえの怖さと知った。

というのも、まだ20回も充電していないであろう、BUGS6の純正バッテリーが壊れてしまったのです。

満充電しても1分ぐらいで電池切れになるし、充電しても普通3時間ぐらいかかってあのに1時間足らずで充電が完了してしまう。

はて?

どうやら、過放電させてしまったり、満充電のまま放置していたことで、壊れてしまったらしい。

ふぇ~~~~~~~ん、まだ買ったばっかりなのに、せっかくリポバッテリーを格安で手に入れる方法を調べたのに、これではどれだけバッテリー買っても無駄に壊すだけ。

しかも壊れるだけならまだしも、爆発の危険性もあるって言うじゃない?

そんな大げさな・・・

あいや~~、よく燃える。BBQの着火剤にいいかも。。

・・・・

よし、ちゃんとしよう!ちゃんと!

調べてみるとリポバッテリーはこんな注意事項があった。

  • 4.2Vを超えて充電してはいけない。爆発するから。
  • 1C以下で充電しなくてはいけない。傷むから。
  • 3.0V以下に放電してはいけない。傷むから。
  • 使わないときは、3.8Vにしておかないといけない。つまり満充電状態なら4.2Vなので、50%放電しておかないといけない。傷むから。
  • 各セルの電圧差は0.01V以内になるようにバランスをとる。 傷むから。

あ、ちなみにこれ1セルのお話です。BUGS6は2セルを直列に接続して7.4Vのバッテリーです。1つの電池に見えるバッテリーですが、中身は複数の電池(セル)を繋いでいるんです。で、その1つ1つのセルの電圧をきちんと合わせておかないといけないのです。

そんなこと、ぜんっぜん気にしてなかった。。。

だって、BUGS6に付属してたちゃちな充電器で間に合ってたから。というか何も知らんかったから。

じゃあどうしたらいいんだ!ってことで調べたところ、充電器だけではなく、放電器とバランサーと電圧チェッカーが必要だとわかった。

放電器はバッテリーを保管するときに、保管に最適な電圧にする装置。バランサーはバッテリーの中の複数のセルの電圧をそれぞれ同じ電圧にしてくれる装置。電圧チェッカーはセルの電圧を測ってくれる装置。

調べたら、そんな装置が出るわ出るわ、1,000円ぐらいのやっすいのから数万円する本格的なものまで。

当然トーシロの自分は最初から高いものなんかいらない。1,000円の格安で十分!って思ったけど、見ちゃった爆発動画が脳裏をよぎる。

果たしてそんなチャチなものでいいのか・・・
なんとなく嫌な予感がしたのでさらに調べてみると、装置自体が溶けたとか、燃えたとか・・・こわ・・・

やっぱり今回は大事なとこなので、そこそこなものにしておこう!
ってことで、調べに調べて見つけましためっちゃいいもの。

それが、SKYRC製 iMAX B6 mini

Amazonで5,980円とちょっとお高めだけど、評価も上々!

さっそく購入しました。

SKYRC iMAX B6 mini 充放電バランサー
SKYRC iMAX B6 mini セット

これ何がステキって、これ1台でもう全部できちゃうんです。充電、放電、バランサー、電圧測定。電池もLiPo(リチウムポリマー)だけじゃない。LiIon(リチウムイオン)、LiFe(リチウムフェライト)、NiCd(ニカド)、NiMH(ニッケル水素)

しかも、PCと接続するとファームウェアのアップデートができたり、充放電の記録がつけられたり、さらには専用スマホアプリまで用意されているという手厚さ。

すんばらし~~~!!!

それだけに人気もあるようで、偽物も多く出回っているようですので、注意が必要です。自分もどれが本物かわからず、とりあえず安いのを購入しかけましたが、よくよく評価を読んでいくと、サクラだったり、掴まされた人の悲痛の声があったりと。。。

それから、この商品はもともとACアダプターがついていないようです。そのため別途購入する必要があるようですが、自分は素人でそれがめんどかったので、ACアダプター付きiMAX B6 miniを探して買いました。アダプターの経と極性が合っていれば、DC11~18Vのアダプターなら何でもいけるそうです。このへんもにくいですよね~アダプター地獄の人には。

そしてもう1つ、BUGS6ユーザーの人はXT30オスとT型メス(ディーンズコネクタ)の変換コネクタが必要です。たくさん変換コネクタついてるのに、これだけ入ってないんですよ、、、、

↓これ別途買いました。2本入って499円。

XT30オスーT型メス変換コネクタ

さて、iMAX B6の外観をもう少しご紹介。

SKYRC iMAX B6 mini 裏面

↓温度センサーは別売りです。PC LINKのケーブルも入ってませんが、どこの家にももはやありますよね。

SKYRC iMAX B6 mini 側面 入力電源 PCリンク

↓バランスリードは5つまでいけます。つまり6セルバッテリーまで対応可能です。自分は当面2セルで十分ですが。。

SKYRC iMAX B6 mini 側面 出力端子 バランスリード

↓しっかり放熱板もついてます。

↓こんな感じで接続します。

SKYRC iMAX B6 mini 正しい接続方法

↓さっそく使いもしないのに満充電してたバッテリーがあったので、放電してみました。保管電圧まで自動で放電してくれる「STORAGE」モードです。

SKYRC iMAX B6 mini

50分ほどかけてじっくり放電してくれました。熱も人肌程度しか出ませんでした。

↓こんな感じで各セルの電圧もばっちり確認できます。

SKYRC iMAX B6 mini 電圧チェッカー

これで快適なバッテリーライフが送れそうです。

今回の出費は、以下の2つ。

バランス充放電器 SKYRC製 iMAX B6 mini
5,980円
変換コネクタ XT30オス-T型メス
499円

あ、そうそう、このiMAX B6 miniですが、なんと日本語取説が無いようです。ネットでも出てないようです。読まなくても使えるんですが、ただ、しれーっと読み飛ばしてしまうようなところに、結構大事なことが書かれてて、一度はじっくり読みたいとこです。

ってことで、自分用に iMAX B6 mini の日本語マニュアルを翻訳しているので、必要な方は良かったら見てってください!

で、壊れたバッテリーをさっそくiMAX B6のPCアプリ「チャージマスター」で容量チェックしました。満充電してから、放電完了するまでの容量を計測します。

がーーーーーーーん、、

な結果でありました。

チャージマスターで放電

↑1300mAhのバッテリーがなんと712mAhと半分近くまで減ってます。。こりゃだめだ。。

↓しかも充電中の電圧変化がなんかおかしい。。セル1とセル2の電圧もけっこう違う。

チャージマスターで充電モニター

このまま使い続けたらどうなるんだろうか。。燃えるんだろうか。。怖(汗)